一言:回光返照
(えこうへんしょう)
意味:外ばかり見ず、自分自身を見つめてみよう
田舎の故郷から転勤で東京へ引っ越す事になった人がいました。
「さぁ、何処に住もう」
まず、東京の人達が何処に住むのをお洒落に感じているのか知りたくなり、雑誌を見て「住みたい街ランキング」を調べました。
次に、毎日のように不動産屋を周り、ここに住んでいれば立派に思われる、誰に言っても恥ずかしくない場所を調べてみました。
最後は、いつの間にかその調査基準で、先に東京へ転勤した同僚達よりも良い場所に住もうと考えるようになっていました。
そんなある日、同僚にこんなことを聞かれます。
「あなたはどんな所に住みたいの?」
「回光返照」とは、光り輝いていた太陽が西に沈む時、空が反射して明るく光ること、そんな意味を持っています。
外へ向かって求める心を、時には自分の内側へ向け返し、本来の自分を照らす、という意味を持っています。
「外=他人の言葉や社会の流れ」から何かを学ぼうとすることは良いことです。
でも、それだけではやがて自分自身を見失ってしまいがちです。
「外」を自分の「内」と対立する概念として考える訳ではありません。
「外」と「内」の間に自分を順応させ、意思疎通ができる客観性を持つことで、心が自由になるという考え方なのです。
私達の国は「和」を重んじる素晴らしい文化がある反面、周りとの協調性を過剰に強いられがちです。
その結果、誰もが気を抜くと自分と周りを比較して不安になってしまったり、外へ、外へと基準を追い求めてしまう傾向があります。
あなた自身にとって、本当の安らぎとは何でしょうか?
外の事情はいったんどこかへ置いておいて、時にはご自身の内側を見つめてみてはいかがでしょうか。






