一言:命は人を待つものかは
(いのちはひとをまつものかは)
意味:やりたいと思った事は、行動を起こしてみよう
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兼好法師(1283~1350年) 和歌四天王の一人、鎌倉時代から南北朝時代にかけての歌人・随筆家です。 有名なのものに日本三大随筆の一つ「徒然草」があります。 |
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近き火などに逃ぐる人は、「しばし」とや言ふ。 身を助けんとすれば、恥をも顧みず、 財をも捨てて遁れ去るぞかし。 命は人を待つものかは。 無常の来る事は、水火の攻むるよりも速かに、 遁れ難きものを、その時、 老いたる親、いときなき子、君の恩、人の情(なさけ)、 捨て難しとて捨てざらんや。 |
これは「徒然草」の本文、第五十九段から抜粋した内容です。
火事で逃げてまどう人達が、火に対して「ちょっと待ってくれ!」と言っても、火は待ってくれません。
死にたくなければ、たとえ裸でも、貴重品を捨てて逃げるしかありません。
では、「命」が私達の都合を待ってくれるでしょうか?
答えは明らかです。
「命」は、私達にとって火よりも確実なもので、決して逃れることができません。
死ぬ時に「老いた親や、首のすわりの悪い赤子、師匠への恩、優しい人の気持ちを捨てたくない」と言ってみても、必ず捨てることになってしまうのです。
私達の多く、特に若い頃は、明日も当たり前のように自分に一日が与えられるものと思って毎日を過ごしています。
しかし「命」の時間は限られていて、いつ死ぬか分からないのが実情です。
「一日延ばしは時の盗人」(※1:上田敏)
という言葉もあるほど、毎日の時間は貴重なのです。
のんびりと、気楽に過ごす一日も大切ですが、やりたいと思った事があれば、迷わずに実行してみてはいかがでしょうか。
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※1:上田敏 1874~1916年 「万人に一人」の才能と称えられた詩人・翻訳家です。 翻訳詩人としても有名で、英・仏・独・伊の詩を日本語に翻訳した「海潮音」の作者でもあります。 |






