おてらいふの一言:勢不可使尽(いきおいつかいつくすべからず) | おてらいふ WWW.OTELIFE.COM | お寺のある生活を、もっと身近に

一言:勢不可使尽
    (いきおいつかいつくすべからず)

意味:調子の良い時こそ感謝や反省を忘れずに

仏鑑慧懃(ぶっかんえごん)が住職になる際に、師の法演(ほうえん)禅師が与えた言葉です。
「法演の四戒」の第一戒(『大慧武庫』)に当たります。


私達の人生は程度の差こそあれ日々変化し続けています。

誰でも一度は『どうしても物事がうまくいかない時期』を経験したことがあるのではないでしょうか?
そんな時、多くの人は初心に返って反省したり、謙虚に状況と向き合うようになります。

反対に、何だか物事がうまくいっている時、妙に勢いに乗っている時もあります。
不思議な事に、人間は絶好調である程「ふふ、ほら、やっぱり自分は特別だ、このまま突っ走ってやる」という気になってしまうものです。

しかし、そうした驕りの中に禍(わざわい)の種は散りばめられており、勢いに任せて調子に乗り過ぎてしまうと、その先には「何故か決まって」厳しい事態が待っているものです。


「勢い使い尽くさば、禍必ず至る」


自分の考えが全て正しいなどと驕ることなく、時には客観的に我が身を振り返ってみる、法演禅師は「四戒」の最初にこの言葉を挙げています。

とはいえ、人間ですから、わかっていても非常に難しい事です。


最近何だか絶好調、普段より長く鏡を見て自分の姿にホロ酔い気味のあなた…法演禅師の言葉を思い出しつつ、その好調をしっかりキープしてみてはいかがでしょう。