一言:松樹千年翠
(しょうじゅせんねんのみどり)
意味:変わらないものの価値を見失わないで
「松樹千年翠 不入時人意(時の人心に入らず)」という語句から、普段私達の目には入りにくいけど、いつも変わらない「松」の緑を讃える言葉。
人間は、桜や紅葉など四季の変化に合わせ、色鮮やかに変化する自然を見て美しいと感じます。 春や秋には多くの人々が華麗に咲いている木々を褒め称えます。
でも、中には変化に乏しい自然もあります。
「松の木」はまさにその一つ。
緑の葉を一年中保ち、ひっそりと周りの風景に溶け込み、ほとんど人目を引くことの少ない木です。
それでも、古来より海の近くや断崖などの厳しい環境でも、しっかりと根を張り、長寿の象徴とされる生命力を持っています。
人間の目から見れば何一つ変化のない緑も、目立たない無数の小さな変化を繰り返しながら、風雪に耐えて「千年の翠」を保っているのです。
世界最先端と言っても過言ではないほど便利で色鮮やかな最新設備に囲まれた生活を送る私達日本人は、どうしても、世の中の新しい情報、モノ、面白おかしく派手に変化なものに目を奪われがちです。
時には仏法・真理が不変であるように、変わらないものの大切な価値を見失わないようにふと立ち止まってみてはいかがでしょうか。
当たり前のようにあなたに愛を注いでくれた両親。
いつも近くで支えてくれるかけがえのない人や仲間。
自分の生まれ育った故郷、日本の大地からこの世界まで。
普段は当たり前のように享受している事象に感謝して、目立たないけれど確かな存在があることも忘れないようにしましょう。






