概要 | おてらいふ WWW.OTELIFE.COM | お寺のある生活を、もっと身近に

【日蓮宗】涌泉寺(大阪府豊能郡能勢町)


概要

【日蓮宗】涌泉寺

涌泉寺は、元「龍泉寺」と号す真言寺でした。
現在地の後方にある釈迦ヶ嶽の山頂に、弘仁11年(820)弘法大師空海により開創され、当時は七堂伽藍がそびえていたと伝えられています。
開山上人は法性院日侃上人で山号を石用山(せきゆうざん)・寺号を涌泉寺(ゆうせんじ)、と改められ、現在に至っています。
堂内には、能勢町の重要文化財と大阪府の重要文化財の仏様を拝する能勢で古刹のお寺です。

山内のお堂には、牛に跨っている「大威徳明王像」を奉祠しております。昔からこの大威徳明王が牛に跨っている事で、牛の難病を除き給うご守護神として信仰を集めています。また、お寺の呼び名も「涌泉寺」だけではなく「牛堂さん」とも呼ばれ、慕われてきました。毎年1月8日に催される「牛堂講・八日堂講」と呼ばれている縁日には、郡内の村々をはじめ大阪・兵庫・京都などの近郊の農家から大勢の人々が、自慢の牛を着飾らせ、何日も掛けてお寺に連れて来ました。
当時の農家にとっては、人間よりも大切で、頼りになる「牛さん」の健康と勤勉を、そして豊作を祈願していたとされています。
また、この縁日に訪れた際、牛の足を痛めぬように履かせてきた「牛わらじ」を、お寺に奉納し、新しい牛わらじを拝受して、履かせて帰ったそうです。
1月8日当日は、参拝者と牛が堂内はもとより近所の空き地にあふれていて、たくさんの露天が軒を連ね、各々自慢の「牛さま」の品評会をするなど、大層にぎわったと今に伝えられています。
現在も大威徳明王奉祠のお堂の内外には、各地から寄せられた絵馬や講社の名札が軒一面に掲げられて当事の面影がしのばれます。

しかし昭和三十年代以降は、農家も近代化の波に乗り機械化された為に、牛の飼育が減り、それに伴って1月8日のご縁日のお参りもなくなってしまいました。
元より、牛のご祈祷寺ということで、一般のお寺さんのようなお檀家様が無く、酪農家によってお寺を支えて頂いておりましたが、その支えが無くなった訳です。
そこで、昭和の終わり頃から、牛馬・家畜の供養だけではなく、大威徳明王の本来のお力を頂いて、人様の健康と所願満足を叶えて頂けるお寺として、さらに、この涌泉寺とご縁を頂けた人が、幸せになったと感じて、喜んで頂けるお寺として再出発致しました。
さらに、平成5年より「お人形供養」もさせて頂くようになり、平成14年よりインターネット上に「人形供養の寺」としてご紹介して頂くようになって以降は、外国からもお人形を送って頂く方もいらっしゃいます。

明王堂の横には、水のご守護を頂く水神明王堂、鐘撞き堂(鐘楼)、泊り掛けでお行をなさるお方や、檀信徒の休憩して頂く参篭堂兼休憩所として親しまれています。
また、牛馬や家畜類・愛玩動物や植物の供養をする家畜萬霊供養塔、山門付近には水盤や大きな灯篭など古くからのものが多数あります。
平成19年6月に、車が30台以上も留めることが出来る駐車場が完成しました。
そこに小さな池を設けて清流竜神様を勧請させて頂き、車で参詣の人々の帰路道中安全で無事帰宅して頂けるようにお願いをしております。


基本情報

寺院名 【日蓮宗】 涌泉寺 (ゆうせんじ)
住所 〒5630113 大阪府豊能郡能勢町倉垣1773
電話番号 0727371440 FAX番号 0727370429
ホームページ http://www.eonet.ne.jp/~yeusenji/
メールアドレス
開門時間 24時間 休館日 無休
駐車場 有り (30台) バリアフリー
交通 電車で来られる方は、阪急能勢電の妙見口駅です。そのままR477号線を南下するとR173の一の鳥居交差点に出ます。
車で来られる方は、そのまま南下すると池田・川西に行けます。
涌泉寺の地図の下の道は府道です。
■参照
http://www.eonet.ne.jp/~yeusenji/tayori.htm

詳細情報

御利益 厄災除減、悪霊除け、願掛け、その他、開運除災、良縁獲得、所願成就、五穀豊穣/豊作・大漁満足、合格祈願、病気平癒、人形供養、その他
体験 宿坊宿泊、一日修行
葬儀状況 葬儀可能 墓地状況
墓地の広さ 墓地の種類
永代使用料 年間管理料
墓地について
明王堂

明王堂

明王堂

涌泉寺のご祈祷本尊「大威徳明王」が中央に鎮座しているお堂の為、「明王堂」呼ばれています。
約五間×五間の広さで木造藁葺きトタン板被覆、文化8年(1811)に再建されたようです。
昭和55年(1980)天井を格天井に改装されました。
表の正面に2本の紐が下がっています。これは「幸せの紐」と呼ばれていて、大威徳明王様のお手と強く結ばれています。
この紐を握り締めて大きな声で「南無妙法蓮華経」と唱え、一心に念じると、その紐から願い事が胎内に直接届き、大威徳明王様から無量のお力が頂け、何事も成就するとされています。
このお堂では、開運・除災・除霊・悪鬼退散・病気平癒等々、所願成就のあらゆるご祈祷がなされています。
又、縁側を改築して広くしておりますのでいろんなイベントが出来ます。
ちなみに平成14年秋より彼岸前夜祭奉納ジャズコンサートが毎年行われるようになりました。


大威徳明王坐像

大威徳明王坐像

大威徳明王坐像

平成11年(1999)12月20日能勢町重要文化財に指定されました。
大阪府では最古で最大と言われています。更に、平成13年(2001)8月23日より平成14年(2002)5月29日の10ヶ月を費やされ、京都国立博物館国宝修理所にて解体修理が行なわれ、同年6月2日修復開眼法要がなされました。
国宝修理所の技師によれば、平安前期の作らしく、そうなると当山の開創時よりお祀りされていたことになります。
この仏様は真言宗の五大明王(不動・愛染・軍曼利夜叉・金剛夜叉・大威徳明王)の内の一尊で、西方の守護を担い、像高百20・7センチ、六面六足六臂とされています。
その働きは、毒蛇・悪獣も怖れると言う力を持ち、一切の悪毒をくじくとされています。
涌泉寺のように単独一尊にて勧請される場合には、いかなる争いも調伏すると言われ、戦勝の守護神として崇められています。
開運成就、入学・就職などの受験合格成就、良縁成就、闘病平癒、精神異常平癒など、人生における様々な難問をご解決して頂ける仏様です。
この仏様のお力の源である、六面(頭が六つ)は六つの神通力を持っておられると伝えられています。
六臂(ひじが六つ)は人が仏になる為の六つの修行、六足は人が死ねば六道を輪廻するとされ、その六道の守護神、牛は水陸両用艇でどこへでも連れて行ってもらえるものと語られています。
また、背中の火炎は人の燃え盛る心を表しております。


多寶如来坐像

多寶如来坐像

多寶如来坐像

明王堂正面右側にお祭りしています能勢町の重要文化財の多寶如来様です。
多寶如来様の前の仏像は、住職とともに日蓮宗の大荒行を五回も満行なされた荒行願満鬼形鬼子母神様です。

昭和57年3月29日大阪府重要文化財に指定されました。
平成3年10月大阪府・堺博物館の「大阪の仏像展」に出展され多くの方々に拝観されています。
このご尊像は、平安後期の作で、十二世紀の特徴を顕著に示した作風です。
しかも胎内に「経深」と読める作者の墨書が判明しております。
この「経深」と言う作者の事暦は定かではありませんが、優れた出来栄えから、中央の仏師か、中央の作風を色よく受けた地方の仏師と推測されています。
充実した体躯の表現は異色を呈しております。
この仏様は、法華経が読誦されたり講義をされる場所がどのようなところであろうと必ずその場に現れ、そこでなされている法華経は正しいと証明をなさっておられる仏様です。


おてらいふ | お寺のある生活を、もっと身近に おてらいふ | お寺のある生活を、もっと身近に おてらいふ | お寺のある生活を、もっと身近に おてらいふ | お寺のある生活を、もっと身近に おてらいふ | お寺のある生活を、もっと身近に